すっかり秋も深まり肌寒くなってきました。
グンジです。
先日、事務所にいると、7年前にリフォームをさせていただいたお客様からお電話があり、洗面所の床が凹んできたのでみにきてほしいとのことでした。
僕にとってマンションのフルリフォームをはじめて手がけた案件で、お客様もとても優しい方で久しぶりにお会いするのを楽しみにしていました。
後日お訪ねすると、ご夫婦お二人とも変わらない笑顔で、無垢パイン材のフローリングもとても綺麗にお使いいただいていて嬉しくなってしまいました。洗面所の床も経年で下地が傷んできたためベニヤを張り替えれば直ることを確認。
お客様と近況をお話するうち、当時僕と一緒に担当をしていた齊藤さんはお元気ですか?と尋ねられました。齊藤さんは3年ほど前に退職して、今は独立して同じ仕事をしてることを伝えると、お客様のお嬢さんが齊藤さんに会いたがっている、とのこと。お嬢さんは当時中学生でしたが今では大学3年生になっているそうです。
7年前、齊藤さんと僕は何度かお宅にお邪魔して、内装の仕様決めを打合せさせていただきましたが、中学生だったお嬢さんとお話してお部屋のカーペットや壁紙はどんな色にしたいですか?みたいな会話をしたことを覚えています。
お話を聞くところによると、その後、そのお嬢さんは大学進学の際、齊藤さんがリフォームの提案をする姿を思い出し、「私もああいう仕事がしたい」と建築系の学科に進学され、将来はリフォームや設計のお仕事に就きたいと考えているというのです!そしてあの時のお姉さんにもう一度会いたいとお話されていることをお聞きしました。
すぐに齊藤さんに連絡したところ、ぜひ会いましょう!ということになり、昨日三人でお会いしてきたのです。
場所は、TRUSTでリフォームをした齊藤さんのご自宅。僕もはじめてお邪魔しましたが、ご自身で設計し細部までこだわった素敵なお宅。広いリビングにウォールナットのフローリング、家具や飾っている絵もセンスが良かった。
お茶をいただきながらお嬢さんの学校のお話、僕たちの仕事のお話などをして楽しい時間が過ぎていきました。
おしゃべりの中で、齊藤さんからのアドバイスが印象的でした。「若いうちに出来るだけたくさん絵画などの美しいものを観てください。それが将来きっと役立ちますよ。」(いいこと言うなあ、齊藤さん!)
仕事柄たくさんの方とお会いするのですが、今回のようなことははじめてて、とても嬉しく、心を新たに今日からやっていこうと思いました。
Y様、Aさん、ありがとうございました。